代表あいさつ

「農」と「流通」と「消費」を結び
人々の幸せを支える力になろう。

代表取締役社長
込山 裕章

「食」の未来を支える志

「青果仲卸業」は、野菜・果物を中心とする農産物の川上(生産)と川下(消費)をつなぐ役割を担っています。「仲卸」という業態を前時代的と評する考え方もあります。しかし率直にいって、わたしはこの業態、この事業が担う使命の大きさと、秘めたる可能性に興奮を覚えずにはいられません。
なぜなら、激変する時代のなか、複雑さを増す川上・川下それぞれの現場の課題と直接向き合い、その解決に向け、しなやかに行動できるのが、わたしたちにほかならないからです。
人々の幸せを生み出す大切な「食」と、その未来を支える事業に、わたしは誇りをもって取り組んでいます。

持続可能な生産環境を創造する

気候変動や度重なる災害、高齢化などにより、常に不安定な状態に置かれている生産の現場。しかし、情熱と向上心をもって農業に取り組まれている方々が安心して生産に専念し、後継者を育成してゆける方向を、「流通」を通じて模索することはできるはずです。
生産者の皆さんが喜びと夢ある展望を抱ける環境を、ともに創造していくために、わたしたちは知恵をしぼり、行動していきます。

流通小売業のパートナーとして

農産物の消費に直結する流通小売業は、生産性の向上や効率化、業務のデジタル化、法令への対応など、さまざまな課題に直面しています。
わたしたちも流通の一端を担う会社として、そうした課題にお客様とともに向き合い、解決の道筋を探っていきたいと考えます。市場での分荷・配送といった従来の仲卸業務の機能を高めることに加え、より付加価値の高いサービスの創出、提供に努めます。

競争から協調、協働へ

今、日本の農産物の生産量も流通量も減少傾向にあります。高齢化や人口減少も未来のことではなくなりました。人々の「食」を支える青果流通においても、時代に合った新たなビジネスモデルの構築が求められています。
長野大同青果は岐阜に本社を置き、長野を拠点に、首都圏、中京圏をはじめとする全国規模の青果流通ネットワークをもっています。これを最大限に活かし、「食」を支える使命と志に燃える同業の皆さん、若い発想とパワーをもつ農業ベンチャーの皆さんなど、さまざまな方々と積極的に協調、協働し、新しい取り組みに挑んでまいります。